口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、
ヘルペス性ひょう疽、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症とは?

口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、
ヘルペス性ひょう疽、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症について解説しております。

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口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、
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 皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、表皮、真皮、皮下組織の三層から構成された皮膚の仕組みと働きや、皮膚付属器(毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪)の仕組みと働きについてそれぞれ解説しております。また、皮膚の病気や皮膚付属器の病気についても、その概要や原因、症状、治療などを中心に、要点を整理してまとめております。


口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、
ヘルペス性ひょう疽、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症とは?
〜皮膚の病気の補足ページ〜

皮膚(表皮、真皮、皮下組織)、皮膚付属器(毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪)

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口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、
ヘルペス性ひょう疽、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症とは?
 口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、ヘルペス性ひょう疽、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症では、次のような症状があらわれます。
口唇ヘルペス(こうしんへるぺす)とは
口唇ヘルペスは、俗に「風邪の華」「熱の華」として最も多くみられる疾患で、再発を何度も繰り返します。
風邪を引いたあとなど免疫力が落ちたときに、口唇や口唇粘膜に軽い掻痒感(そうようかん)や異物感をともなった水疱(すいほう → 水ぶくれ)があらわれます。
また、そこには発赤腫脹(赤く腫れた状態)もみられます。
水疱ができたあとはびらん(ただれ)化し、痂皮(かひ → かさぶた)を形成して、やがて治ります。
ヘルペス性歯肉口内炎(へるぺすせいしにくこうないえん)とは?
ヘルペス性歯肉口内炎は、生後6ヶ月から3歳くらいの乳幼児が初感染することが多く、不機嫌になって、発熱、扁桃痛が続いたあと、高熱とともに口腔粘膜、口唇粘膜や舌などの前方に水ぶくれができます。
水ぶくれは破れて、びらん、潰瘍となり、強い痛みが起こります。
また、歯肉が赤く腫れ上がり、出血もしやすく、口臭が強くなります。
舌も白くなり、頚部リンパ節も腫れます。
口のまわりにも症状が広がることがあります。
特効薬として抗ウィルス薬が用いられます。
顔面ヘルペス(がんめんへるぺす)とは?
(→ 顔部の単純性ヘルペス)
顔部にみられる単純性ヘルペスは、ヘルペス角膜炎に引き続いて目のまわりにもみられることがありますが、鼻部や頬、下顎にもあらわれることがあります。
ヘルペス性ひょう疽(へるぺすせいひょうそ)とは?
ヘルペス性ひょう疽は、指しゃぶりをする乳幼児や歯科医師などに、よくみられるもので、指に水ぶくれができ、ほどなく膿疱や、潰瘍を形成します。
唾液からの感染があるため、口唇ヘルペスやヘルペス性口内炎があると注意が必要です。
性器ヘルペス(せいきへるぺす)とは?
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスが原因の性行為感染症の一つで、初感染の場合、潜伏期間の2日〜10日を経て、男性では亀頭、陰茎、恥骨部に、女性では陰唇、膣、恥骨部、会陰部に水ぶくれが多発し、陰部が腫れます。
水ぶくれはほどなく破れて、潰瘍状となり、潰瘍そのものの痛みや神経痛なども起こります。
女性では、排尿困難や排尿痛を訴えることが多く、男性より症状が重くなります。
口内炎や咽頭炎を合併することも多いようです。
なお、初感染者の相手(セックスパートナー)の約7割の人は無症状とのことです。
再発型の場合は、比較的症状が軽いようです。
カポジ水痘様発疹症(かぽじすいとうようほっしんしょう)とは?
カポジ水痘様発疹症は、単純性ヘルペスウイルスが皮膚を通して感染、拡大し、広範囲に病変を引き起こすというもので、基礎疾患(アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患)をともないます。
初感染のみならず、再発でも起こり、また何度も繰り返すことがあります。
湿疹などの皮膚病変のあるところに、広範囲にウイルスが広がり、水ぶくれをいくつもつくります。
水ぶくれは膿疱化し、ほどなく痂皮を形成します。
通常、発熱、リンパ節の腫れ、疼痛をともないます。
治療には、抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル)が使用されます。

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