湿疹(しっしん)とは?
湿疹について解説しております。
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湿疹とは?
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では、皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、表皮、真皮、皮下組織の三層から構成された皮膚の仕組みと働きや、皮膚付属器(毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪)の仕組みと働きについてそれぞれ解説しております。また、皮膚の病気や皮膚付属器の病気についても、その概要や原因、症状、治療などを中心に、要点を整理してまとめております。
湿疹(しっしん)とは?
〜皮膚の病気〜
皮膚(表皮、真皮、皮下組織)、皮膚付属器(毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪)
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湿疹とは?
湿疹(皮膚炎)とは、非伝染性の皮膚に起こる炎症反応の一つで、一般的に「かゆみ」をともない、ある広がりをもってあらわれます。
この湿疹は、その皮膚にみられる症状の違いから、急性湿疹と慢性湿疹に分けられます。
また、皮疹の形態により、全体に濔慢性に広がってみえる湿疹を濔慢性湿疹(びまんせいしっしん)、斑状にみえる湿疹を斑状湿疹または局面型湿疹(はんじょうしっしん/きょくめんがたしっしん)、角化して苔がはえたような状態の湿疹を苔癬化型湿疹(たいせんかがたしっしん)とよぶことがあります。
さらに、年齢により、成人の湿疹は「湿疹」ですが、小児の湿疹を「小児湿疹」、乳児の湿疹を「乳児湿疹」などとよぶことがあります。
※
湿疹をともなう疾患には、接触性皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、アトピー性皮膚炎、手湿疹、間擦疹、汗疹、異汗性湿疹、皮脂欠乏性湿疹、おむつ皮膚炎、日光皮膚炎などがありますが、上記のような原因が明らかになっているものや、好発する部位があって、症状に何らかの特徴があるもの以外で、主に外的刺激に対する皮膚の反応性の炎症を、まとめて「湿疹あるいは皮膚炎」とよんでいます。
つまり、「湿疹」は、真の意味での病名ではないということです。
※
急性湿疹をともなう疾患には接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、一方、慢性湿疹をともなう疾患には、アトピー性皮膚炎などが挙げられます。
※
外的刺激による湿疹は、その刺激がなくなると、通常、軽快し治ります。
【症 状】
皮膚の表面に外的刺激が加わり、皮膚に変化が起きると、紅斑(赤い発疹)、丘疹、小水疱(小さな水ぶくれ)、膿疱(水疱の内容物が膿でどろどろしたもの)などが、ある広がりをもってあらわれます。
その際、通常、かゆみをともないます。
そして、病変した部分は、しだいに湿り気をおびたり、痂皮(かひ → かさぶた)がみられるようになります。
その後、痂皮がとれて軽い色素沈着を残して治癒します。
このような症状がみられる湿疹を「急性湿疹」といいますが、もちろん、軽い場合は、上記のすべての症状がみられるわけではありません。
しかし、引き続き刺激が起こる(湿疹が再発を繰り返す)と、病変部の皮膚は、しだいに厚ぼったくなって硬くなり(苔癬化)、ひっかき傷がなければ、湿り気のない乾燥した病変部を示すようになります。
そして、時にはひびわれたりもしてきます。
このような状態の湿疹を「慢性湿疹」といいます。
【治 療】
湿疹の治療では、基本的にステロイド外用薬が用いられます。
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