口囲皮膚炎（こういひふえん）とは？

口囲皮膚炎について解説しております。
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　皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、表皮、真皮、皮下組織の三層から構成された皮膚の仕組みと働きや、皮膚付属器（毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪）の仕組みと働きについてそれぞれ解説しております。また、皮膚の病気や皮膚付属器の病気についても、その概要や原因、症状、治療などを中心に、要点を整理してまとめております。


口囲皮膚炎（こういひふえん）とは？
～皮膚の病気～
皮膚（表皮、真皮、皮下組織）、皮膚付属器（毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪）

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口囲皮膚炎とは？
　口囲皮膚炎とは、口のまわりに、にきびに似た赤いぶつぶつや、膿がたまった膿疱、鱗屑（りんせつ → ふけ状の皮膚片）などができる皮膚病で、ステロイド剤（副腎皮質ホルモン剤）を外用した場合に生じる副作用として発病します。
また発病には、化粧品や日光曝露、癜風菌、毛包虫、生理、妊娠なども関係していると考えられています。
※ ステロイド外用薬の副作用として発症した場合の口囲皮膚炎は、酒さ様皮膚炎ともいわれます。
強いほてりとピリピリとした灼熱感をともないます。

【診　断】
口囲皮膚炎の診断は、発疹の分布と特徴から行われます。

【治　療】
ステロイド外用薬が使用されていたら、直ちに中止します。
但し、薬をやめると症状が悪化するため、皮膚科専門医のもとで適切な治療を受けることが大切です。
また、ステロイド外用薬以外の治療でも、悪化因子があれば、できるだけ取り除くようにします。化粧で隠したり、不適切な薬をつけると余計に悪化します。
早く専門医のもとでの適切な治療が必要です。

※ ステロイド外用薬の副作用についてステロイド外用薬が正しく使われないと、その副作用として、皮膚の萎縮、毛細血管の拡張、酒さ様皮膚炎、にきび、多毛、色素沈着などが起こります。
しかし、このステロイド外用薬は、強い抗炎症作用があり、皮膚病の治療においては、その効果はとても大きいものといえます。
現在、この薬を処方する医師は、症状、部位、年齢などを考慮して、適切な強さのものを処方しています。
むやみに怖がってつけないでいると、せっかく治る皮膚病も治らないことになりますので、積極的に医師や看護師に相談して正しく使うようにしましょう。

初診に適した科　【皮膚科】


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病　気
皮膚の病気 皮膚付属器の病気 【補足ページ】

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【索　引】

皮膚の病気
皮膚の病気とは？ 湿　疹 貨幣状湿疹
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主婦湿疹 扁平苔癬 毛孔性苔癬
ビダール苔癬 皮膚掻痒症 多形滲出性紅斑
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い　ぼ 伝染性紅斑 梅　毒
ハンセン病 薬　疹 熱傷　やけど
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凍　傷 褥瘡　床ずれ


皮膚付属器の病気
皮膚付属器の病気とは？ 円形脱毛症 男性型脱毛症
いろいろな脱毛症　※１ 多毛症 ふけ症
爪の異常／病気　 ※２ 多汗症 無汗症／乏汗症
臭汗症 色汗症
※ １ いろいろな脱毛症には、粃糠性脱毛症、乳児の脱毛症、新生児の脱毛症、休止期脱毛状態、薬物による脱毛症、外傷性脱毛症、先天性脱毛症があります。
※ ２ 爪の異常／病気には、爪甲剥離症、時計ガラス爪、匙形爪甲、爪囲炎、陥入爪があります。


【補足ページ】
・ いろいろな発疹
・ 湿疹（ → 皮膚炎）に気付いたら
・ 接触性皮膚炎を起こす原因物質
・ アトピー性皮膚炎で、ふだん気をつけたいこと
・ 主婦湿疹で、ふだん気をつけたいこと
・ 老人性皮膚掻痒症で、ふだん気をつけたいこと
・ 紫外線による皮膚への影響について
・ 上手な日焼けと対策について
・ 光線過敏がみられる疾患にあらわれる症状
・ ステロイド外用薬の副作用について
・ 関節症性乾癬、膿疱性乾癬、滴状乾癬について
・ 血管奇形と血管腫の違いについて
・ 水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹とは？
・ 汗疹の予防と対策について
・ ざ瘡ができるまでの流れ
・ 蚊について
・ ヌカカについて
・ ダニについて
・ シラミについて
・ トコジラミについて
・ ノミについて
・ ブユ（ブヨ、ブト）について
・ アブについて
・ 蜂について
・ ツツガムシについて
・ ヒゼンダニの特性について
・ 皮膚初感染病巣、尋常性狼瘡、皮膚腺病、皮膚疣状結核とは？
・ 腺病性苔癬、壊疽性丘疹状結核疹、バザン硬結性紅斑とは？
・ 頭部白癬とは？
・ 体部白癬とは？
・ 股部白癬とは？
・ 爪白癬とは？
・ 手白癬とは？
・ 足白癬とは？
・ 皮膚カンジダ症、口腔カンジダ症、性器カンジダ症、慢性皮膚粘膜カンジダ症、カンジダ性肉芽腫とは？
・ 口唇ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、顔面ヘルペス、ヘルペス性ひょう疽、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹症とは？
・ 尋常性疣贅、ミルメシア、青年性扁平疣贅、尖圭コンジローマとは？
・ 梅毒でみられる第１期～第４期の症状について
・ 熱傷の深さによる症状について
・ 体表面積を大まかに計測する方法について
・ 円形脱毛症の症状による分類


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