日焼け（ひやけ）とは？

日焼けについて解説しております。
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　皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、表皮、真皮、皮下組織の三層から構成された皮膚の仕組みと働きや、皮膚付属器（毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪）の仕組みと働きについてそれぞれ解説しております。また、皮膚の病気や皮膚付属器の病気についても、その概要や原因、症状、治療などを中心に、要点を整理してまとめております。


日焼け（ひやけ）とは？
～皮膚の病気～
皮膚（表皮、真皮、皮下組織）、皮膚付属器（毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪）

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日焼けとは？
　日焼けは、太陽光線（紫外線）をうけ過ぎて起こる急性の皮膚障害で、灼熱感をともなった紅斑があらわれ、ひどいときは水疱（すいほう → 水ぶくれ）ができ、痛みも起こります。
やがて、メラニン色素が皮膚表面に沈着し黒ずんできます。
※ 日焼け現象には２種類あります。
皮膚が炎症を起こして赤くなるサンバーンと、メラニン色素が皮膚表面に沈着し黒ずむサンタンです。
※ 一般に、色の白い人は、サンバーンを起こしやすく、サンタンは起こりにくいようです。
地黒の人は、逆にサンタンを起こしやすく、サンバーンは起こりにくようです。
※ 紫外線には、ＵＶＡ（長波長紫外線）、ＵＶＢ（中波長紫外線）、およびＵＶＣ（短波長紫外線）があります。
ＵＶＡは、メラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を促します。
また、発赤や炎症を起こすことはあまりありませんが、真皮の奥まで達し、しわやたるみの原因になります。
ＵＶＢは、皮膚の表面を通過（透過）し、その結果、毛細血管が炎症反応として充血を起こし、皮膚の色が赤くなります。
細胞組織が傷をうけると、発熱や水ぶくれ、痛みも起こります。
ＵＶＣは、大気によってほとんど取り除かれます。（オゾン層で吸収される）
※ ＵＶＡ、ＵＶＢ両方とも皮膚癌を誘発するリスクがあります。
※ 一部の抗生物質や避妊薬、精神安定剤などを服用すると、紫外線に対して過敏になり、日焼けのリスクが増えます。

【症　状】
紫外線にあたった直後には発症しませんが、ふつう、２～６時間後に皮膚が赤くなり、６～４８時間後に痛みがひどくなります。
２４～７２時間の間に、色素沈着が進行します。
日焼けが起こった３～８日後には、傷ついた皮膚が剥離（膜状にむける）し始めます。
同時に、メラニン色素も増えて褐色を帯びてきます。
※ 日焼けは、熱傷深度Ｉ～ＩＩ度の熱傷で、障害をうけた皮膚では、発赤、痛痒感、浮腫、剥離などの症状が起こります。
全身症状として、発熱や吐き気などが起こることもあります。
症状がひどい場合は、からだが衰弱し、入院を必要とすることもあります。
※ ～ 紫外線による皮膚への影響について ～
※ ～ 上手な日焼けと対策について ～

【治　療】
日焼けし過ぎたあとは、ぬれたタオルなどで冷やしたり、炎症を抑える作用や肌を保護する作用のある化粧水（カーマインローションなど）などを使用すると、症状の軽減に役立ちます。
ステロイド剤（副腎皮質ホルモン剤）を薄く塗るのも炎症をおさえる効果があります。
水疱ができるようなひどい症状なら、早急な皮膚科での診察が必要です。
※ ビタミンＣの内服は、色素沈着の予防に効果があるといわれています。
※ 皮膚の表面がめくれてくることがありますが、その場合は、無理にはがさないことです。
※ 日焼けのあとのスキンケアをしっかり継続すると、沈着しているメラニン色素は、新陳代謝により垢となってはがれ落ち、日焼けによるしみやそばかすも少しずつ消えていきます。

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皮膚付属器の病気とは？ 円形脱毛症 男性型脱毛症
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臭汗症 色汗症
※ １ いろいろな脱毛症には、粃糠性脱毛症、乳児の脱毛症、新生児の脱毛症、休止期脱毛状態、薬物による脱毛症、外傷性脱毛症、先天性脱毛症があります。
※ ２ 爪の異常／病気には、爪甲剥離症、時計ガラス爪、匙形爪甲、爪囲炎、陥入爪があります。


【補足ページ】
・ いろいろな発疹
・ 湿疹（ → 皮膚炎）に気付いたら
・ 接触性皮膚炎を起こす原因物質
・ アトピー性皮膚炎で、ふだん気をつけたいこと
・ 主婦湿疹で、ふだん気をつけたいこと
・ 老人性皮膚掻痒症で、ふだん気をつけたいこと
・ 紫外線による皮膚への影響について
・ 上手な日焼けと対策について
・ 光線過敏がみられる疾患にあらわれる症状
・ ステロイド外用薬の副作用について
・ 関節症性乾癬、膿疱性乾癬、滴状乾癬について
・ 血管奇形と血管腫の違いについて
・ 水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹とは？
・ 汗疹の予防と対策について
・ ざ瘡ができるまでの流れ
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・ 皮膚初感染病巣、尋常性狼瘡、皮膚腺病、皮膚疣状結核とは？
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・ 尋常性疣贅、ミルメシア、青年性扁平疣贅、尖圭コンジローマとは？
・ 梅毒でみられる第１期～第４期の症状について
・ 熱傷の深さによる症状について
・ 体表面積を大まかに計測する方法について
・ 円形脱毛症の症状による分類


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