鶏眼（けいがん）とは？

鶏眼について解説しております。
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　皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、表皮、真皮、皮下組織の三層から構成された皮膚の仕組みと働きや、皮膚付属器（毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪）の仕組みと働きについてそれぞれ解説しております。また、皮膚の病気や皮膚付属器の病気についても、その概要や原因、症状、治療などを中心に、要点を整理してまとめております。


鶏眼（けいがん）とは？
～皮膚の病気～
皮膚（表皮、真皮、皮下組織）、皮膚付属器（毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪）

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鶏眼とは？
　皮膚のある部分に長期間にわたる圧迫（慢性の機械的刺激）が繰り返されていると、皮膚表面の角質が硬く、厚くなります。
このような皮膚にみられる角質層の異常（限局性の角質増殖）が、鶏眼（＝魚の目（うおのめ））です。
見かけ上は、白色または黄白色の円形状で、刺激すると痛みが起こることがあります。
※ 鶏眼は、別名「魚の目（うおのめ）」ともいわれます。
※ 鶏眼（＝魚の目（うおのめ））では、角質層が真皮内に向かって肥厚増殖していきます。（頂点が真皮側にある円錐形の状態）
この鶏眼（＝魚の目（うおのめ））は、次のようなときによくみられます。
・ 足型に合わない靴（特に先の細い、ヒールの高い靴）を履いたり、硬い凹凸のある砂利道などを、底の薄い靴を履いて歩いたりしているとできます。
・ 腰あるいは膝の関節の病気で歩き方がかわったり、神経症状の影響からバランスのとれた歩行がうまくできないと、歩行のたびに圧迫をうけて、足底の一部にできることがあります。
・ リウマチで指がまがったりして、それまで圧迫されない場所に力が加わるとできることがあります。
・ 加齢とともに足裏の脂肪が薄くなって、十分な反発力がなくなるとできやすくなります。
・ 糖尿病、動脈硬化などで血液循環が悪くなったり、感覚が鈍くなったりしてもできやすくなります。
鶏眼（＝魚の目（うおのめ））は、基本的にどの年齢でも発生します。
大きさは７～８㍉まで、足指の関節上によくみられます。
※ 鶏眼（＝魚の目（うおのめ））と、みた目がよく似ているものに「いぼ（小型の足底疣贅）」がありますが、これは原因も治療も異なります。
※ いぼはウイルスが原因で発生するもののため、手で触っているうち、どんどん増えてくることがあります。
※ 鶏眼（＝魚の目（うおのめ））は多少削っても出血しないのに対し、いぼでは少し出血がみられます。
また、いぼの表面をよくみると、細かいぎざぎざがみえます。
うおのめは、中心に硬い芯があります。

【治　療】
鶏眼（＝魚の目（うおのめ））の治療は、まず、患部を少し削って薄くし、次にスピール膏（角質を軟らかくする薬）を患部よりはみ出さないように気をつけて貼ります。
これで、入浴するときもそのままにし、２、３日してからはがすと、白くふやけて角質がとれます。
但し、表皮の部分的な切除では、なかなか完治しないため、根気よく治療を続ける必要があります。
※ 魚の目（うおのめ）といぼの治療は異なります。
※ いぼの治療では、液体窒素療法がよく用いられます。
※ 液体窒素療法は、超低温で組織を凍結させる方法で、綿棒の先に液体窒素を含ませて病巣にあてる方法や、スプレー法などがあります。

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※ ２ 爪の異常／病気には、爪甲剥離症、時計ガラス爪、匙形爪甲、爪囲炎、陥入爪があります。


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