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乳児期では、顔面に紅色小丘疹ができたり、首や腕、おむつのあたる部分が赤くかさかさしてきます。
また、頭部や眉毛に、黄白色の痂皮(かひ → かさぶた)ができていることがあります。 |
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幼児期/学童期/思春期では、手足の関節の内側を中心に赤いぶつぶつができたり、耳介の下部(耳たぶ)が切れたり(耳切れ)、肌が苔癬化(ごわごわする)してきます。 |
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からだ全体が乾燥し、蒼白にみえてきます。このような皮膚では、落屑(らくせつ → 粉をふくような状態)がみられ、また、強いかゆみによる多くの引っかき傷がみられます。 |
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前述の状態を放置しておくと、伝染性膿痂疹(=飛び火)、伝染性軟属腫(=水いぼ)などを引き起こしやすくなります。
また、手足の伸ばす側に強いかゆみをともなった硬い小丘疹が多くでることもあります。
そのほか、眉毛の外側3分の一が薄くなったり(ヘルトゲ兆候)、両方の目の下に色素沈着としわがみられることがあります。
まれに、円形脱毛症を合併することもあります。 |
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思春期ごろから発病する成人型では、白内障を合併することがあります。 |
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思春期以降は、広範囲にわたり乾いた慢性湿疹の症状があらわれます。
また、頭皮に大量のフケが出ることもあります。 |