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胸膜(きょうまく、呼吸器の付属器官) |
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肺は、外側を覆う肺胸膜と内側にある壁側胸膜(肋膜)の二枚で覆われています。
この二枚の胸膜の間の胸膜腔は、大気圧よりも低いため、肺が膨らみ易くなっています。
胸膜腔内の圧力を陰圧といいます。 |
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肺門リンパ節(腺) |
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リンパ節は、細網組織から構成されるリンパ洞と、リンパ球(免疫抗体を産生する細胞)の集まるリンパ小節から構成されています。
リンパ洞は、濾過装置として細菌や異物を処理し、リンパ小節では、白血球の一つであるリンパ球の増生が行われます。
このリンパ節は、脇の下、顎の下、腿のつけ根にあることはよく知られているところですが、肺門部にも、気管、気管支に沿って集中しています。 |
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肺の血管系 |
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肺には二通りの血液の流れがあります。
一つは、心臓の右心室から出る肺動脈の血液が、肺を通過して肺静脈に流れ心臓の左心房へ帰る流れ。
この流れによって、血液が肺を通過する際に、酸素を多く含みよみがえることができます。
もう一つは、全身を流れる血液循環系の一部として、肺や気管支の活動を支える流れで、気管支動脈や静脈がこれにあたります。 |