過換気症候群とは?

過換気症候群について、その概要・原因・症状などを記載しています。

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 この「呼吸器の病気ナビ」では、呼吸器の病気についての概要・原因・症状などを、できるだけわかりやすく記載しています。 呼吸器の病気にはどんなものがあるのか、また、その原因や症状はどのようなものなのか、初診に適した科はどこかなど、少しでも早く情報をつかんでいただき、みなさまご自身の健康管理・健康維持に、この「呼吸器の病気ナビ」をお役立て頂ければ幸いと存じます。 なお、呼吸器の病気としては、かぜ邪症候群、気管支炎、肺炎、肺化膿症、過敏性肺炎、気管支拡張症などを中心に掲載しております。


過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)とは?・・・
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過換気症候群とは?

【過換気症候群】
過換気症候群とは、精神的な不安によって起こる心身症の一つで、必要以上に呼吸回数が増加し、その結果、息苦しさや胸部の圧迫感や痛み、動悸、めまい、不安感、手足や唇の痺れなどの症状があらわれてきます。
年齢的には10〜20歳代の若者で、性別では女性、特に神経質な女性に多くみられ、また、几帳面な人ほど起こりやすいといわれています。

【原 因】
過換気症候群(呼吸性アルカローシス)では、呼吸が過度に繰り返されると、呼気(吐く息)によって炭酸ガスが多量に排出され、血液中の炭酸ガス量が低下して血液がアルカリ性に傾きます。
このアルカローシス(血液のPHがアルカリ側になった状態)の状態になると、息苦しさを覚えるようになり、そのため、神経系や意識が酸欠状態として誤認し、その結果、さらに激しい呼吸を行ってしまい、より症状が強くなるという悪循環を引き起こすことになります。

【症 状】
過換気症候群の症状は、発作の持続が30分前後のことが多い急性型では、呼吸困難や胸部の圧迫感、知覚の異常、手足の屈曲発作などがあらわれます。
過換気症候群の症状の大部分を占める慢性型では、息切れやめまい、頭痛、疲労感、不安感、腰痛、顔面の痺れ、視力障害などがみられます。
発作の回数は、急性型、慢性型を問わず、月に2回以上から年に2回以下の例まであります。

【予防対策】
過換気症候群の予防対策として、次のようなことを心がけましょう。
不規則なライフスタイルに社会的なストレスが加わると発病しやすくなります。
そのため、まずは規則正しい生活を心がけましょう。
長続きする趣味をもったり、ボランティア活動をするなどで、ストレスを柔軟に受け止めましょう。
自律訓練法や座禅をマスターするのも、心因性の予防と改善に役立ちます。

【初診に適した科】
 内科/呼吸器科/心療内科/精神科



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