気管支拡張症とは?

気管支拡張症について、その概要・原因・症状などを記載しています。

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 この「呼吸器の病気ナビ」では、呼吸器の病気についての概要・原因・症状などを、できるだけわかりやすく記載しています。 呼吸器の病気にはどんなものがあるのか、また、その原因や症状はどのようなものなのか、初診に適した科はどこかなど、少しでも早く情報をつかんでいただき、みなさまご自身の健康管理・健康維持に、この「呼吸器の病気ナビ」をお役立て頂ければ幸いと存じます。 なお、呼吸器の病気としては、かぜ邪症候群、気管支炎、肺炎、肺化膿症、過敏性肺炎、気管支拡張症などを中心に掲載しております。


気管支拡張症(きかんしかくちょうしょう)とは?・・・
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気管支拡張症とは?

【気管支拡張症】
気管支拡張症とは、気管支が異常な拡張をきたすというもので、気管支が拡張すると、そこに分泌物や滲出液がたまって細菌などが繁殖しやすくなり、その結果、気管支炎や肺炎などにかかりやすくなります。
また、拡張した気管支には血管が増えるので、血痰や喀血の原因となります。

【原 因】
気管支拡張症が起こる原因としては、次のようなことが考えられます。
気管支に生まれつき異常がある場合(先天性のもの)。
幼児期にできた気管支の傷跡が広がった場合。
肺疾患(肺結核、肺化膿症、塵肺など)に合併あるいは続発する場合。
気管支線毛運動の機能障害によって、気道感染が繰り返されて起こる場合。
   など。
気管支の一部が拡張すると、その拡張した部位に分泌物や滲出液がたまりやすくなり、その結果、細菌などによる感染が繰り返し起こり、気管支拡張症は少しずつ進行していきます。

【症 状】
気管支拡張症の主な症状は、咳と痰です。
痰は、しばしば血痰や喀血をともないます。
発熱や胸痛もみられます。
血痰は、拡張した気管支壁が潰瘍状になって、静脈や動脈を問わず破壊されるからです。
気道内に分泌物が多いと喘鳴がみられ、病変部の範囲が広がると呼吸困難も起こります。
上記のほかに、全身の倦怠感、ばち指などがみられることがあります。
喀血(かっけつ)とは、気管支や肺などから出血して血を吐き出すこと。
喘鳴(ぜんめい)とは、ぜいぜい、ひゅうひゅうという呼吸音。
ばち指とは、手足の指の先端が広くなり、爪の付け根の角度がなくなった状態のこと。

【初診に適した科】
 内科/呼吸器科



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