肺高血圧症とは?
肺高血圧症について、その概要・原因・症状などを記載しています。
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この「呼吸器の病気ナビ」では、呼吸器の病気についての概要・原因・症状などを、できるだけわかりやすく記載しています。 呼吸器の病気にはどんなものがあるのか、また、その原因や症状はどのようなものなのか、初診に適した科はどこかなど、少しでも早く情報をつかんでいただき、みなさまご自身の健康管理・健康維持に、この「呼吸器の病気ナビ」をお役立て頂ければ幸いと存じます。 なお、呼吸器の病気としては、かぜ邪症候群、気管支炎、肺炎、肺化膿症、過敏性肺炎、気管支拡張症などを中心に掲載しております。
肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)とは?・・・
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肺高血圧症とは?
【肺高血圧症】
肺高血圧症とは、肺動脈(心臓から肺に血液を送る血管)内の血圧(肺動脈圧)が高くなる病気で、通常、心臓の右心室肥大をともないます。
この肺高血圧症には、原因不明(患者の一部で遺伝子異常が原因と判明)の原発性のもの(特発性または遺伝性肺動脈性肺高血圧症)と、肺血栓塞栓症など各種疾患が原因となって起こる肺高血圧症(続発性)とがあります。
※
心臓には、肺動脈に血液を送る部屋(右心室)がありますが、肺動脈圧の高い状態が続くと右心室肥大となり、やがて右心不全を引き起こします。
※
原因不明の肺高血圧症(原発性)の場合、20歳代から60歳代までの発症率が特に高く、また、性別で比較すると、女性に多い傾向がみられます。
ただ、20歳未満の若年では、男性と女性の差はほとんどありません。
※
長い間の研究により、最近では、肺血管を拡張させる薬が開発され、肺高血圧症の治療効果が上がってきています。
【原 因】
各種疾患にともなう肺高血圧症では、僧帽弁狭窄症、心房中隔欠損症、心室中隔欠損症などの心臓の病気、また、肺血栓症、肺塞栓症、肺性心、肺水腫などの肺(呼吸器)の病気などが原因となります。
【症 状】
肺高血圧症の症状としては、軽い作業や運動で、息切れ 疲労感、倦怠感、呼吸困難などがあらわれます。
病気が進行すると、運動時の動悸、めまい、失神(子供に多くみられる)、咳、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音)、嗄鳴(声がかれる)、胸骨後部痛なども起こります。
【初診に適した科】
内科/呼吸器科/循環器科
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