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アキレス腱断裂(あきれすけんだんれつ) |
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アキレス腱断裂は、アキレス腱に急激な緊張が加わったときに起こるもので腱の皮下断裂のなかでは最も多くみられるものです。
断裂が起こっても、完全に歩行不可能な状態にはなりませんが、つま先立ちができなくなります。
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アキレス腱は、下腿三頭筋(スポーツ選手にとって大切な筋肉)の腱部分で、かかとの骨(踵骨)に付着しています。
このアキレス腱は、20歳代前半くらいから少しずつ老化が始まるといわれています。 |
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筋肉の断裂(きんにくのだんれつ) |
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筋肉が完全に断裂した状態を筋断裂、筋線維の一部あるいは筋肉の膜が断裂した状態を筋損傷/筋膜断裂(肉ばなれ)といいます。
準備体操が不足しているときや筋肉が疲労しているときに起こりやすく、また、強く収縮している筋肉に外力が突然加わったり、無理な伸展があったときなどに起こります。
筋肉の断裂が起こると、その瞬間に断裂音が聞こえたり、感じたりすることがあります。
また、激しい痛みをともないます。
多くは、ももやふくらはぎの筋肉に起こります。 |
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膝の靱帯損傷(ひざのじんたいそんしょう) |
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ジャンプや着地、急なスタートやストップ、ひねりなどの動作で、膝を支えている靱帯を損傷することがあります。
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膝関節(しつかんせつ)は、前十字靱帯、後十字靱帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯によって支えられています。 |
損傷をうけたときは、患部の痛み、関節の運動痛、腫脹(腫れ)などがみられますが、しだいに痛みや腫れはおさまります。
ただ、膝がぐらぐらするような感じは残ります。 |
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スキー外傷(すきーがいしょう) |
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スキー外傷では、主に足関節の骨折、膝関節の損傷、肩関節の脱臼、手の親指の関節の骨折/捻挫/靱帯損傷などがみられます。 |
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テニス肘(てにすひじ) |
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テニス肘は、上腕骨外側上顆炎ともよばれるもので、手や腕の反復動作により、手首や手指を伸展する作用のある前腕の手の甲側の筋肉に、力が繰り返し加わるため、前腕の筋肉に付着している上腕骨外側上顆部の骨膜部分(肘関節外側)に痛みが起こります。 |
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野球肩(やきゅうかた) |
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野球肩は、投球動作の繰り返しによって、肩関節に痛みなどが起こるというもので、肩関節自体が骨折したり、周囲の筋肉が慢性的に痛むことがあります。
この野球肩の症状は、テニスのサーブやバレーボールのアタックなどでもみられます。 |
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野球肘(やきゅうひじ) |
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野球肘は、野球の投球動作の繰り返しによって起こる肘関節の障害をいいます。
日常生活における肘の使用程度では、目立った症状はあらわれませんが、野球の投球動作の際に激しい痛みが起こります。
関節内に軟骨の遊離体(骨片)ができることもあり、この骨片が、肘を伸ばすことによって、筋肉に炎症を起こすことがあります。 |
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疲労骨折(ひろうこっせつ) |
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長時間の歩行やランニング、跳躍の繰り返しなどで、同じ部位に反復して力が加わると、疲労して、組織が損傷をうけ、骨折することがあります。
このような骨折を疲労骨折といいます。
主に足の骨(中足骨)によくみられます。
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一度の大きな外力が加わって起こる骨折は外傷性骨折です。 |
骨折した部分に腫れや痛みが起こります。 |
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オスグッド・シュラッター病
(おすぐっど・しゅらったーびょう) |
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オスグッド・シュラッター病は、飛んだり、跳ねたり、ボールを蹴ったりなどを繰り返すことで、脛骨粗面あたりに炎症が生じて、腫れ、痛みが起こるというもので、10〜15歳の発育期の男子に多くみられます。
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脛骨粗面は、膝蓋骨の下方の靱帯が脛骨に付着する部分。
(下腿の少し突出した部分) |
脛骨粗面あたりに遊離した骨片や突出した骨がみられますが、たいていは骨の成熟とともに治ります。
サッカーやバスケットボールなどで、膝に大きな衝撃が繰り返し加わると起こります。 |