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心臓の収縮は、心房の上部にある洞結節から発生する刺激(興奮)が、洞結節 → 心房 → 心室へと伝わっていくことにより起こります。 |
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洞結節(洞房結節)とは、右心房の大静脈開口部にある小さな心筋細胞の塊で、自動的に一定の興奮が生じ、心臓の拍動のリズムを決定しています。 |
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ペースメーカーである洞結節が機能しない場合、あるいは何らかの機序(洞房ブロック、房室ブロックなど)によって、洞結節から発生する刺激が心室へ伝わらない場合、受動的に第二次(房室接合部)、あるいは第三次中枢(心室)に刺激が発生し、心臓の動きを補います。
これが、補充調律といわれるもので、自家発電のような仕組みによる一種の保護作用があります。 |
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心室細動とは、心室筋が無秩序に興奮し、血液を送り出すための収縮が生じない状態。一種の心停止状態。 |
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突然意識を失って痙攣を起こす病気に「てんかん」がありますが、これとアダムス・ストークス症候群との違いは、意識が戻ったあと、前者では、ぐっすりと眠った状態になるのに対し、後者では、急速に意識がはっきりしてくるということです。 |