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肺は、胸腔内の陰圧(大気圧よりも低い圧力)により、大きく膨らんだり、萎んだりして呼吸作用を行っています。
つまり、肺が広がった状態を保っているということですが、外気が入り込んで、この胸腔内の圧力が高まると、肺みずからの弾性によって収縮し、その結果、換気量が減少してしまいます。 |
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特発性自然気胸とは、肺胸膜のすぐ下にあるブラ(気腫性嚢胞)といわれる小さな空気の袋が破裂し、外気が直接、胸腔内に吸引されて、肺が萎んだ状態になったもの。
これにより換気量が減少します。 |
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続発性自然気胸とは、気管支喘息、肺気腫、肺線維症、肺結核、肺癌、塵肺、肺吸虫症、サルコイドーシス、子宮内膜症、ステロイド療法などにともない起こる気胸。
特発性自然気胸に比べると、発生割合も少なく、年齢や体型による特徴はありません。 |
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外傷性気胸とは、胸腔穿刺、肺生検、気管内挿管など、検査や治療のため、胸膜に針を刺したり、圧力を加えたりすることで起こるもの。 |
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人工気胸とは、肺結核の治療において、以前は人工的に気胸を起こして肺を縮める方法がとられていました。 |
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チアノーゼは、皮膚や粘膜が青紫色を帯びた状態。 |