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インスリンとは、膵臓に点在するランゲルハンス島B細胞(β細胞)から分泌されるホルモン。血液中のブドウ糖(血糖)が、筋肉や脂肪組織の細胞に取り入れられるとき、このインスリンが促進的に働きます。
ところが、インスリンの産生や分泌の不足、あるいはインスリンが十分に働かなくなると、血液の中にブドウ糖が溜まってきます。
これが、糖尿病状態です。 |
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インスリン依存型糖尿病は、特に子どもに多くみられますが、成人でも、このタイプの糖尿病を発病することがあります。
これは、ランゲルハンス島B細胞が障害され、インスリンをほとんど、またはまったく分泌しなくなって起こります。
原因としては、ウイルス感染やウイルス感染に感染したあとに起こる自己免疫反応によるものと考えられていますが、今のところはっきりとしたことはわかっていません。 |
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インスリン非依存型糖尿病は、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人に、肥満、運動不足、あるいは、西欧化した食生活などという誘因が重なって起こりやすくなります。
糖尿病を発病した人の多くが、このタイプです。 |
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インスリンとは反対に、血糖を上昇させる働きをするホルモンには、カテコールアミン、グルカゴン、成長ホルモンなどがあります。 |
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糖尿病は、早期に発見して治療に努めれば、健康な生活が可能です。
しかし、努力を怠ると、重い合併症を引き起こします。 |