|
※ |
血液凝固因子は、血漿の中に含まれているもので、血小板と協力して、血液を固まらせ、出血を自然に止める働きをします。 |
|
※ |
顔かたち、目や皮膚の色など、人のあらゆる形質は、その親から受け継いだ遺伝子、つまりDNAに記録された情報によって決まります。
遺伝病は、この遺伝子の異常によって生じる病気で、いくつかの種類があります。 |
|
※ |
遺伝子は、46本の染色体という小さなパッケージにつめられて親から子に受け継がれます。
ヒトでは、46本の染色体のうち、44本が常染色体、2本が性染色体です。
このうち、父親からは、22本の常染色体と1本の性染色体を、同じく母親からも、22本の常染色体と1本の性染色体を受け継ぎます。
つまり、子は、22対の常染色体と1対の性染色体をもっていることになります。 |
|
※ |
性染色体(男性か女性かを決定する染色体)には、XとYの2種類があります。
男性はX染色体とY染色体を1本ずつもち、女性はX染色体を2本もちます。 |
|
※ |
X染色体が2本ある女性の場合は、もう一方のX染色体に異常がなければ機能が補完されるため、発症することはありません。
そのため、血友病患者のほとんどは男性(X染色体が1本、Y染色体が1本)で、女性は全血友病患者の1%以下となります。 |
|
※ |
男児出生数の5000〜1万人に1人が血友病患者であるといわれています。 |
|
※ |
血友病は、性染色体であるX染色体上にある、血液凝固因子の第[因子、第\因子をコードする遺伝子に変異が入ることによって引き起こされると考えられています。 |
|
※ |
血友病には、第[因子の欠損あるいは活性低下により起こる血友病Aと、第\因子の欠損あるいは活性低下により起こる血友病Bとがあります。 |
|
※ |
出血したにもかかわらず、止血が十分行われない病気には、血友病のほかにフォン・ウィルブランド病があります。 |
|
※ |
血友病では、軽症の場合、多くが無症状のため、怪我や抜歯などで初めて気付くといったことがよくあります。 |