食中毒

食中毒について

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。


食中毒 (しょくちゅうどく)


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食中毒

初診に適した科【内科】
【症 状】
下痢、嘔吐、腹痛、発熱、倦怠感

【食中毒とは】
食中毒とは、人体に有害な細菌、化学物質、動植物の自然毒などがついた飲食物を摂取することによって急性に起こる健康障害のことです。
症状としては、下痢、嘔吐、腹痛、発熱など、急性胃腸炎の症状を主としますが、その大半は軽いものです。
ただ、大勢の人が一斉にかかるという特徴があります。

食中毒は、7〜9月に多くみられます。
瘍チフス・パラチフス・赤痢・コレラなどの消化器系伝染病やアレルギー、寄生虫などによって起こる病気は、いずれも飲食によって起こるものですが、これらは、起こり方が急激な食中毒には含みません。
食中毒が起こる原因の大半は、細菌性の食中毒で、これには感染型と毒素型があります。
感染型
食品に付着した細菌が、食品中や腸で増殖するために起こるタイプ。
潜伏期間は12〜24時間で、多くは38℃前後の発熱をともないます。
原因菌には、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、ウエルシュ菌、病原性大腸菌、セレウス菌、カンピロバクター菌、エルシニア菌などが挙げられます。
毒素型
食品の中で、細菌が毒素を産生することで起こるタイプ。数時間で症状があらわれ、ふつう発熱をともなわず、あっても微熱です。
原因菌には、黄色ブドウ球菌 、ボツリヌス菌などが挙げられます。
細菌性の食中毒以外では、化学物質、動植物の自然毒などがあります。
化学物質
食品添加物、残留農薬、水銀など。
動植物の自然毒
植物性自然毒(毒キノコ、毒草、ジャガイモ(新芽や緑色部分)のソラニン、青梅の青酸中毒)、動物性自然毒(フグのテトロドトキシン、貝毒(牡蠣やアサリ)。





    


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