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食中毒は、7〜9月に多くみられます。 |
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瘍チフス・パラチフス・赤痢・コレラなどの消化器系伝染病やアレルギー、寄生虫などによって起こる病気は、いずれも飲食によって起こるものですが、これらは、起こり方が急激な食中毒には含みません。 |
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食中毒が起こる原因の大半は、細菌性の食中毒で、これには感染型と毒素型があります。
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感染型 |
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食品に付着した細菌が、食品中や腸で増殖するために起こるタイプ。
潜伏期間は12〜24時間で、多くは38℃前後の発熱をともないます。
原因菌には、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、ウエルシュ菌、病原性大腸菌、セレウス菌、カンピロバクター菌、エルシニア菌などが挙げられます。 |
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毒素型 |
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食品の中で、細菌が毒素を産生することで起こるタイプ。数時間で症状があらわれ、ふつう発熱をともなわず、あっても微熱です。
原因菌には、黄色ブドウ球菌 、ボツリヌス菌などが挙げられます。 |
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細菌性の食中毒以外では、化学物質、動植物の自然毒などがあります。
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化学物質 |
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食品添加物、残留農薬、水銀など。 |
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動植物の自然毒 |
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植物性自然毒(毒キノコ、毒草、ジャガイモ(新芽や緑色部分)のソラニン、青梅の青酸中毒)、動物性自然毒(フグのテトロドトキシン、貝毒(牡蠣やアサリ)。 |
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