鼠径ヘルニア(脱腸)
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鼠径ヘルニア(脱腸)
病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
鼠径ヘルニア(脱腸) (そけいへるにあ(だっちょう))
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鼠径ヘルニア(脱腸)
初診に適した科【外科】
【症 状】
腹痛、吐き気、嘔吐
【鼠径ヘルニア(脱腸)とは】
鼠径ヘルニアとは、腹腔の中の腸などの臓器の一部が、腹壁の裂け目から、腹膜に包まれたまま、外方に、はみ出した状態をいい、腹と太ももの間あたりの鼠径部にあらわれます。
一般に、ヘルニアが起こる場所は、鼠径部、へその部分、骨盤、横隔膜などがありますが、最もふつうにみられるのが、この鼠径部です。
症状としては、次のようなことが起こります。
@
鼠径部を手で押さえると、柔らかいコブに触れることができます。
A
嵌頓を起こすと、腹痛、吐き気、嘔吐などの症状があらわれ、腸が腐ります。
嵌頓を起こしたヘルニアは早急な手術が必要です。
※
鼠径ヘルニアは、いわゆる脱腸のことです。
※
鼠径ヘルニアは子供の病気と思われがちですが、成人にも多く、手術以外に治療方法はありません。
※
ヘルニアとは、身体の組織が本来あるべき位置から、はみ出した状態。
※
嵌頓(かんとん)とは、臓器の一部がはみ出したまま元に戻らなくなった状態。
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