慢性腹膜炎
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慢性腹膜炎
病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
慢性腹膜炎 (まんせいふくまくえん)
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慢性腹膜炎
初診に適した科【内科/消化器科/外科】
【症 状】
発熱、腹痛、腹水、消化障害、吐き気、嘔吐、便秘、全身衰弱
【慢性腹膜炎とは】
慢性腹膜炎とは、結核や癌などの慢性の病気にともなって、少しずつ進行して発生する腹膜炎で、結核性腹膜炎、癌性腹膜炎、癒着性腹膜炎などがあります。
@
結核性腹膜炎
結核菌の感染が原因で起こる腹膜の炎症で、病巣から直接伝わったものは腹膜の一部に、また、血液を介したような場合は腹部全体に広がります。
症状は、少しずつ慢性的に進行しますが、やがて、微熱、下腹部の痛み、腹水が溜まる、消化障害などが起こります。
A
癌性腹膜炎
胃や肝臓、子宮、卵巣など、腹腔内の臓器癌が腹膜に転移して起こるもので、腹膜には、腫瘤や結節ができます。
また、発熱、吐き気、嘔吐、便秘、腹水が溜まる、全身衰弱などもみられます。
B
癒着性腹膜炎
術後にみられる腹腔内臓器の癒着が原因の腹膜炎。
C
その他
肝硬変や慢性腎炎で腹水が溜まったときなどにみられる慢性的な腹膜炎。
※
腹膜炎とは、腹膜に生じる炎症。
※
腹膜とは、胃や肝臓といった腹部にある臓器の全体、あるいはその一部を覆っている薄い半透明の膜。
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