近視
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病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
近視 (きんし)
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近 視
初診に適した科【眼科】
【症 状】
遠くがぼやけて見える、眼精疲労、視力障害
【近視とは】
近視とは、遠方から目に入ってきた光が、目の黄斑部で像を結ばず、網膜の前で像を結ぶ状態をいいます。
これは、角膜から網膜までの長さ(眼軸長)が正常より長すぎるか、あるいは角膜や水晶体の光の屈折力が強すぎるために起こります。
この近視には、単純近視、病的近視がありますが、単純近視は、屈折異常が少なく、矯正レンズで正常視力の得られるものをいいます。
一方、病的近視は、先天的で、矯正レンズで1.0以上の視力が得られないような強度以上の近視をいいます。
これには、網膜にも変性が起こり、網膜剥離を引き起こすものもあります。
なお、近視の程度は、次のように分けられます。
・
初期近視
:
−1D以下
・
軽度近視
:
−1Dを超え−3D以下
・
中等度近視
:
−3Dを超え−6D以下
・
強度近視
:
−6Dを超え−10D以下
・
最強度近視
:
−10Dを超え−15D以下
・
極度近視
:
−15Dを超える
但し、上記の分類は、便宜上の目安にしかすぎません。
症状としては、近くはよく見えるが、遠くがぼやけたり、また、眼精疲労や、強い近視の場合は視力障害を起こします。
※
仮性近視(偽近視)とは、読書や編物などを終えたあとも、その緊張がとれずに強い屈折率が残ってしまい、近視と同じような状態が続いてしまうというもので、このような場合は、毛様体の緊張をとる点眼薬を処方したり、また、遠くを見るようにすると回復します。
※
近視では、凹レンズによって、良い視力を得ることができます。
※
D=1/焦点距離。
単位の「D」は、ジオプターあるいはディオプター、ディオプトリ。
※
ジオプターとは、目の調整力を示す単位で、近視だと「−」、遠視だと「+」で表わされます。
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