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脳出血=脳溢血(のういっけつ)。 |
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脳出血は、出血場所によって被殻出血、視床出血、脳幹(特に橋)出血、皮質/皮質下出血、小脳出血に分けられます。
このうち被殻出血と視床出血が、脳出血の大部分を占めます。 |
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脳幹とは、脳のうち大脳半球と小脳を除いた部分
(延髄、橋、中脳、間脳)。 |
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局所神経脱落症状とは、神経でコントロールされている身体の一部が、消失すること。 |
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脳出血の発作が起こる前兆として、血圧が高くなる、頭痛がする、目がよくみえなくなるといった症状がよくみられます。
ただ、まったく前述の症状があらわれない場合もあります。 |
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人間の手足をコントロールしている神経は、延髄で交差しているため、脳の左側に出血が起これば右側の手足、右側に出血すれば左側の手足が麻痺します。 |
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突然、左右どちらかの手足の動きが悪くなり、頭痛を訴え、しだいに大きないびきをかいて眠るといったような状態になったときは、脳出血が強く疑われます。 |
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意識障害は、出血巣が大きければ大きいほど強くなりますが、24時間以上昏睡が続くと危険な状態となります。 |
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脳出血が起こると、症状が軽くて意識が数時間で戻っても、片方の手足の運動麻痺、感覚障害、言語障害などが残る可能性があります。 |
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意識障害があったときに瞼を開けると、両眼とも左右どちらかをにらんでいることがあります。 |