肝臓癌(肝癌)
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肝臓癌(肝癌)
病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
肝臓癌(肝癌) (かんぞうがん(かんがん))
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肝臓癌(肝癌)
初診に適した科【内科/消化器科/成人病センター】
【症 状】
みぞおちの痛み、腹部膨満感、腹痛、全身の倦怠感、ひどく痩せる、疲労感、食欲不振、血の混じった腹水、黄疸、悪心、嘔吐、下血
【肝臓癌(肝癌)とは】
肝臓癌とは、肝臓に発生する悪性腫瘍を指しますが、いきなり肝臓にできる原発性のものと、胃癌や大腸癌から転移してできる転移性のものとがあります。
また、この肝臓癌には、肝細胞癌や肝内胆管癌などがありますが、 ほとんどの場合、肝細胞癌です。
肝臓癌の9割を占める肝細胞癌では、約8割がC型肝炎、約2割がB型肝炎が原因で発生しています。
そのため、肝臓癌にかかった人の約7割は、ウィルス性肝炎による肝硬変を合併しています。
症状としては、みぞおちの痛み、腹部膨満感、腹痛、全身の倦怠感、ひどく痩せる、疲労感が強い、食欲不振などがあらわれます。
進行すると、血の混じった腹水が溜まり、黄疸があらわれます。
また、悪心、嘔吐、下血がみられることもあります。
※
肝臓癌は、肝癌ともいわれます。
※
腹部膨満感とは、お腹が全体的にあるいは部分的に張った感じがすること。
※
下血とは、潰瘍や癌などにより、上部消化管内に起こった出血が大便に混じって肛門から出ること。
通常、黒っぽいタール便となります。
※
黄疸とは、皮膚や白目が黄色くなったり、身体がかゆくなったり、尿の色が濃くなったりする症状。
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