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メニエール病の名は、フランスの医師プロスペル・メニエール(P.Meniere 1801-1862)が、それまでめまいの原因といえば脳卒中といわれていた時代にめまいが内耳から起こることを初めて提唱したことから、つけられました。 |
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メニエール病では、めまいが起こる発作期と、めまいがおさまる休止期とがあり、これを交互に繰り返します。
休止期には、耳鳴りや難聴もほとんどなくなって軽くなります。 |
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メニエール病は、生命に支障のない病気ですが、めまいは治療で軽くなるものの、耳鳴りや難聴はあまりよくなりません。 |
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内リンパとは、内耳にある膜迷路という部分の内側をみたしているリンパ液のこと。
この内リンパの量が、なんらかの原因で異常に増えてしまった状態を内リンパ水腫といいます。 |
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身体のバランスを保つ前庭系も、音を感受する聴覚系も、膜迷路の中にあってつながっているため、内リンパの量が異常に増えると、前庭系の障害であるめまいと、聴覚系の障害である耳鳴りや難聴があらわれます。 |
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メニエール病では、突然めまい発作が起こるわけですが、めまいが起こる初めの時期を「めまい発作期」、そのあと頭を動かしたときにだけめまいが起こる「めまい移行期」、そして、めまいが消える「めまい休止期」と変化します。 |