ネフローゼ症候群
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ネフローゼ症候群
病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
ネフローゼ症候群 (ねふろーぜしょうこうぐん)
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ネフローゼ症候群
初診に適した科【腎臓内科/泌尿器科】
【症 状】
たんぱく尿、浮腫、高脂血症、悪心、頻脈、顔面蒼白、冷や汗、嘔吐、腹部膨順満、腹痛、乏尿、下痢、血圧低下、呼吸困難、胸水、腹水、陰部に水腫
【ネフローゼ症候群とは】
ネフローゼ症候群とは、多量のたんぱく尿が排泄されて、血液中のタンパク質が不足するという病気で、全身にむくみ(浮腫)があらわれます。
これは、腎臓の糸球体が、免疫あるいは代謝異常によってそこなわれ、糸球体の基底膜から多量の血清タンパクが、尿とともに漏れ出すことによって起こります。
このネフローゼ症候群は、糸球体そのものの病気で起こる一次性ネフローゼ症候群と、糸球体に障害がおよんで発病する二次性ネフローゼ症候群とに分けることができます。
症状としては、次のようなことが起こります。
@
たんぱく尿、むくみ、高脂血症があらわれます。
A
悪心、頻脈、顔面蒼白、冷や汗、嘔吐、腹部膨順満、腹痛、乏尿(尿量の減少)、下痢、血圧低下、呼吸困難などが起こります。
B
全身にむくみがあらわれると、胸水、腹水、また陰部に水腫があらわれます。
※
たんぱく尿とは、血液中のタンパクが尿中にもれたもの。
※
腎臓に入った血液は糸球体によってろ過され、身体に不必要なものは尿として体外に排泄されます。
※
高脂血症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールが異常に増加した病的な状態。
※
腹部膨満感とは、腹部が全体的にあるいは部分的に張った感じがすること。
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