アニサキス症
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アニサキス症
病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
アニサキス症 (あにさきすしょう)
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アニサキス症
初診に適した科【内科/消化器科】
【症 状】
腹痛、悪心、嘔吐
【アニサキス症とは】
アニサキス幼虫が寄生している魚類を生食すると、激しい上腹部の痛みや悪心、嘔吐などが引き起こされます。
これがアニサキス症で、日本でもみられる寄生虫症です。
ちなみに、体内に取り込まれたアニサキスの幼虫は、胃壁や腸壁に侵入し、やがて、その虫体が肉芽腫を形成します。
※
アニサキスは、線形動物門・双線綱・桿線虫亜綱・回虫目・アニサキス科・アニサキス属に属する動物の総称。
※
寄生から発症までの流れは、次のようになります。
1.
アニサキスの成虫は、終宿主であるクジラやイルカ、オットセイなどの胃に寄生します。
2.
その虫卵は、糞便とともに海中へ排出されます。
3.
排出された虫卵は、中間宿主であるオキアミやプランクトンによって捕食され、中間宿主の体内で幼虫になります。
4.
サケやサバ、アジ、イカ、タラなどの魚介類は、中間宿主を捕食し、捕食によって取り込まれた幼虫は、そのままの状態(発育しないで幼虫のまま)で寄生します。
5.
このサケやサバ、アジ、イカ、タラなどを生食すると発症します。
※
肉芽腫とは、肉芽組織(増殖力の盛んな若い結合組織)からなる炎症性の腫瘍腫瘤。
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