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子宮の左右にある卵巣には卵子になる前の原始卵細胞が準備されています。 |
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A |
思春期を迎えると、ほぼ四週間ごとに、左右の卵巣から成熟した卵が、一個ずつ排出されます。
これが排卵です。 |
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B |
その排出された卵子は、卵管采(卵管の先の部分)から卵管の中に取り込まれ、子宮に向かって進みます。 |
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C |
一方、性交によって射精された精子は、女性の膣の中へ入り、子宮口、子宮頸管、子宮腔、卵管へと進みます。
そして、卵管の膨大部で、卵巣から排卵された卵子(Bの卵子)と出会います。 |
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D |
卵子と出会った精子は、先を争って卵子に近づき、卵子のまわりの膜をつらぬいて卵子の中に入ります。 |
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E |
一個の精子が入ると、他の精子が続いて入り込まないように、膜は性質を変えます。
そして、卵子の中で精子の核と卵子の核が融合し、受精は完了します。
つまり、新しい生命が誕生するわけです。 |
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F |
受精卵は、細胞分裂を繰り返し、発育しながら、約六日かかって子宮に到達します。
この動きに合わせるように、子宮の内膜は、受精卵の受け入れ態勢を整えるため、軟らかく、厚くなっていきます。 |
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G |
子宮に到達した受精卵は、受け入れ態勢の整った子宮の内膜に入り込み、母体としっかり結びつきます。これが着床です。 |
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H |
着床した受精卵の外側には、絨毛という細い枝のようなものがあって、この絨毛が子宮内膜に入り込み、栄養をとり込んで成長します。
同時に子宮内膜は、絨毛と一緒になって発育し、胎盤をつくります。 |