脳血管系の病気 常習性頭痛

脳血管系の病気 常習性頭痛

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脳血管系の病気〜「常習性頭痛 (じょうしゅうせいずつう)」〜
「病気と症状ひと口メモ」


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脳血管系の病気〜「常習性頭痛」

【常習性頭痛とは】
常習性頭痛とは、頭痛の症状があらわれても、はっきりした病気や原因が分からない場合をいいます。これには、片頭痛(血管性頭痛)と筋収縮性頭痛(緊張性頭痛)があります。このうち、片頭痛は、自律神経失調症などにみられるもので、頭蓋内の血管の異常拡張が原因で起こると考えられています。特に、若い人や女性に多くみられます。一方、筋収縮性頭痛は、精神的な緊張や重いものを持ったあとなどで発症。これは、若い人に多くみられるもので、自律神経失調症の状態、あるいは体質的・遺伝的なものが原因として考えられています。
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【症 状】
頭痛、目の奥で閃光を感じる、幻覚をみる、肩こり、首すじのこり、吐き気、嘔吐、めまい、全身の倦怠感
【初診に適した科】
神経内科/脳神経外科





あるつはいまーがたにんちしょう
アルツハイマー型認知症
いっかせいのうきょけつほっさ
一過性脳虚血発作
くもまくかしゅっけつ
くも膜下出血
じょうしゅうせいずつう
常習性頭痛
のうこうそく
脳梗塞
のうしゅっけつ
脳出血
のうしゅよう
脳腫瘍
のうそっちゅうこいしょう
脳卒中後遺症
のうどうじょうみゃくきけい
脳動静脈奇形
へんずつう
片頭痛
もやもやびょう
もやもや病





【アルツハイマー型認知症とは】
アルツハイマー型認知症とは、認知症をきたす疾患の中では一番多くみられるもので、大脳の萎縮や脳室の拡大、神経伝達物質の変化(異常)、神経細胞の変性(萎縮)・脱落また、神経原線維変化や大脳皮質に老人斑がみられます。
アルツハイマー型認知症は、1907年にドイツの精神医学者「アルツハイマー」が進行性の認知障害を特徴とする51歳の女性患者の例を報告したことから、この名が付けられています。
認知症は、「脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活がおくれなくなった状態」と定義されています。
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【症 状】
記憶障害、頭痛、めまい、見当識障害、歩行障害、道徳観・清潔感の欠如、妄想、幻覚、てんかん発作
【初診に適した科】
神経内科/精神科

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【一過性脳虚血発作とは】
脳への血液供給が一時的に途絶えると、手足のしびれや運動麻痺などの症状があらわれますが、これらの症状が、二十四時間以内に消失するものを一過性脳虚血発作といいます。この一過性脳虚血発作が繰り返し起こると、脳梗塞を併発することがあります。
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【症 状】
手足のしびれ、めまい、立ちくらみ、錯乱、運動麻痺、言語障害、視力障害
【初診に適した科】
神経内科/脳神経外科

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【くも膜下出血とは】
くも膜下出血とは、くも膜下腔に血液が溜まった状態(出血した状態)のこと。多くは、くも膜下腔の動脈にこぶ(動脈瘤)ができ、それが破裂して起こります。
脳を包む三枚の膜(内側から軟膜、くも膜、硬膜)のうち、軟膜とくも膜の間の隙間を、くも膜下腔といいます。
くも膜下出血では、発作の起こる1〜3週間前に、頭痛・光がまぶしい・めまいなどの症状があらわれることがあります。
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【症 状】
頭痛、吐き気、嘔吐、意識消失、項部硬直、痙攣
【初診に適した科】
救命救急センター/脳神経外科/神経内科

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【脳梗塞とは】
脳梗塞とは、脳の血管が詰まり、その先に血液が流れなくなるという病気で、これには、脳血栓と脳塞栓とがあります。このうち、脳血栓は、脳の血管内で血が固まって閉塞する状態をいい、一方、脳塞栓は、血の塊や他の物質が血流にのって脳血管の中で詰まった状態をいいます。なお、脳梗塞は、血流の途絶えた部分の脳組織が壊死し軟化することから脳軟化症ともいわれます。
脳血栓では、高血圧や動脈硬化がある人で、手足のしびれや麻痺、めまい、物忘れといった前触れ症状があるのに対し、脳塞栓では、一瞬のうちに発症。
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【症 状】
失語症、構音障害、排尿障害、感覚障害、麻痺
【初診に適した科】
救命救急センター/脳神経外科/神経内科

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【脳出血とは】
脳出血とは、脳の血管が破れ、脳内に出血して麻痺などの局所神経脱落症状や意識障害などが起こる病気で、その多くは、高血圧症や動脈硬化症のある人に、過労や精神興奮、入浴、用便などが誘因となって引き起こされます。
脳出血=脳溢血(のういっけつ)。
脳出血は、出血場所によって被殻出血、視床出血、脳幹(特に橋)出血、皮質・皮質下出血、小脳出血に分けられます。このうち被殻出血と視床出血は、脳出血の大部分を占めます。
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【症 状】
頭痛、嘔吐、麻痺、意識障害、(ほかに、発熱、発汗、痙攣、構音障害、言語障害、排尿障害、平衡障害、運動失調)
【初診に適した科】
救命救急センター/神経内科/脳神経外科

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【脳腫瘍とは】
脳腫瘍とは、頭蓋腔内の組織(脳)に発生する原発性、転移性の腫瘍で、悪性腫瘍といわれる神経膠腫(グリオーマ)や、良性腫瘍の下垂体腺腫、髄膜腫、神経鞘腫など、数多くの種類があり、それぞれに特徴があります。この脳腫瘍が発生する原因としては、ウイルスや頭蓋内の細胞の発生期における異常が考えられますが、転移性のものについては、はっきりとした原因は不明です。
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【症 状】
頭痛、吐き気、嘔吐、うっ血乳頭、意識障害、複視、めまい、耳鳴り、失語、失認、性格変化、てんかん発作、運動障害、神経症状
【初診に適した科】
内科/脳神経外科

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【脳卒中後遺症とは】
脳卒中後遺症とは、脳出血(脳動脈の破綻)や脳梗塞(閉塞)によって、脳が障害をうけ、その結果としてあらわれる症状(自覚症状、神経症状、精神症状)が、慢性期(一ヶ月以上経った時期)になっても残り、そのため、日常の生活動作に障害をきたしている状態をいいます。
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【症 状】
身体の片側の麻痺・痛み・しびれ・痙攣、失語症、失行、失認
【初診に適した科】
神経内科/脳神経外科

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【脳動静脈奇形とは】
ふつう、脳動静脈を流れる血液は、動脈(酸素と栄養を運ぶ血管)から枝分かれをしてできた毛細血管を通り、続いて、毛細血管が集まってできた静脈に流れ込んで、心臓へ戻るという仕組み(流れ)になっていますが、この脳動静脈奇形は、脳の血管が形成されていく際の異常によって、毛細血管がつくられずに、動脈と静脈が直接繋がっているという病気です。
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【症 状】
痙攣、頭痛、吐き気、嘔吐
【初診に適した科】
脳神経外科

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【片頭痛とは】
片頭痛とは、頭部の片側に起こる発作性の激しい頭痛で、10歳代から30歳代にかけてよく発症します。これには前駆症状があらわれるタイプとあらわれないタイプとがあります。
片頭痛は、頭の片側のこめかみから目にかけてのあたりが痛むことが多くみられますが、頭の両側や後頭部が痛むケースもあります。
片頭痛が起こる原因は不明。ただ、遺伝説、内分泌障害説、アレルギー説などがあります。誘因となるものには、不眠、過労、ストレス、月経前、チーズ・チョコレート、アルコールなどが挙げられます。
片頭痛 ←→ 偏頭痛
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【症 状】
閃輝暗点、頭痛、吐き気、嘔吐、眼の動きが悪くなる、複視、上下の瞼が下がる、半身麻痺
【初診に適した科】
神経内科/脳神経外科

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【もやもや病とは】
脳底部にある動脈に、原因不明の狭窄または閉塞が起こると異常な血管網(周囲の細い血管が発達)ができます。これがもやもや病で、頭蓋内出血や脳梗塞の原因となります。小児と30〜40歳代の成人に多くみられ、また、男性より女性に多くあらわれます。
脳血管撮影(X線撮影)を行うと、脳底部、にもやもやと煙のような異常な血管網が写ることから、もやもや病といわれています。
もやもや病は、1957年に日本で最初に発見された病気で、ウィリス動脈輪閉塞症、脳底部異常血管網症ともいいます。
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【症 状】
頭痛、痙攣、脱力発作、運動麻痺、精神発達遅延、知能低下、学習障害、言語障害、意識障害
【初診に適した科】
脳神経外科

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