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病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。
虫歯 (むしば)
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虫 歯
初診に適した科【歯科】
【症 状】
歯の痛み・変色、歯がしみる、歯肉・粘膜から膿が出る
【虫歯とは】
虫歯とは、歯の組織が侵食される疾患で、歯周病と同じように感染症として位置づけられています。
また、侵食された歯そのものを虫歯ということもあります。
これは、口の中を不潔にすることで、細菌が繁殖して起こります。
つまり、ミュータンス菌の活動で、歯の表面に歯垢(しこう)ができ、その歯垢を取り除かなければ、ほかの細菌も作用して、その生じた酸や酵素によって、歯が少しずつ侵食され虫歯になるというわけです。
おかされた歯は再生できないため、歯髄まで達しないうちに、早く治療する必要があります。
症状としては、初期の段階では、歯の表面に黒褐色のしみができ、ザラザラしてきます。
表層のエナメル質だけ侵される場合は、痛みがあらわれませんが、進行してくると、その下の象牙質が侵されてきます。
この段階にはいると、冷たい水や空気がしみるようになります。
さらに進むと、歯髄に達し歯髄炎を引き起こすようになります。
※
口の中を不潔にしていると、歯のエナメル質の表面に、口の中の細菌(ミュータンス菌など)が付着して増殖した、歯垢といわれる粘っこいものが溜まります。
特に、歯と歯の間や溝、歯肉との境目に多く付着します。
歯垢の中には、いろいろな種類の細菌がいて、食べ物や飲み物を摂取することで、その細菌は生き続け繁殖していきます。
虫歯は、例えば、甘いものを食べると、歯垢の中に住んでいる細菌が、それを食べて酸をつくり出します。
そして、その酸が歯垢の中に溜まった結果、エナメル質を溶かして穴を開けるというものです。
ふつう、細菌によってつくり出された酸は、唾液によって洗い流されるわけですが、厚く積もった歯垢があると、うまく流すことがいきません。
※
虫歯の原因となるミュータンス菌は、生後10ヶ月〜31ヶ月くらいの間に、主に母親から感染します。
一度感染してしまうと、なかなか口の中から排除することは困難です。
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